高齢うさぎに多い腰骨の骨折!動物病院でのトラブル~うさぎの飼育日記⑪~

きこんにちは、管理人のうさぎぱんです。実はつい先日、我が家のはーくんがついに要介護の危険にさらされてしまう出来事がありました。

今回は、その時の状況を踏まえ、高齢うさぎに注意したい骨折や動物病院でのトラブルについてご紹介します。

動物病院で多いうさぎの怪我トラブル

骨が細く、繊細なうさぎは、動物病院内のちょっとした出来事で怪我を負ってしまいます。診察の際に暴れたことが原因で背骨を折ってしまったり、治療箇所を余計に痛めてしまったりとさまざま。

よくあるのが、次のようなケースです。

<うさぎの動物病院での怪我>
  • 暴れた際に背骨や腰骨を折る
  • 爪切りで暴れて指を骨折する
  • 歯の治療中に暴れて歯の根が折れる
  • 診察台から落とされてしまう

うさぎは後ろ足の筋肉がかなり発達しているのに反して、骨が細く、とてももろい構造をしています。そのため、暴れて足を蹴り上げた時の衝撃が背骨に伝わっただけで、骨折してしまうことが多いのです。

他にも施術中に暴れたことがきっかけで指を骨折したり、歯の根が折れることも珍しくありません。前歯が折れた場合、そのまま伸びて自然と抜けるのを待つケースが多いです。

本来であれば歯の治療などは麻酔をかけて行うのが最善なのですが、獣医の判断ミスや高齢により麻酔へのリスクがある場合などは、麻酔なしで行われることもあります。

また、診察台から落とされてしまうのも珍しくないことです。暴れた拍子に落としてしまったり、うさぎ自ら逃げ出そうと診察台から飛び降りてしまったりと、原因はさまざまです。いずれの場合も全身打撲や骨折などの危険があります。

動物病院でうさぎが怪我をしないためにすること

これは動物病院の方針などもあるため、必ずとはいえないのですが、飼い主が同席することで防げる事故もあります。

たとえば我が家の場合、動物看護士には任せず私がうさぎを抑えるようにしています。これは我が家の子がどのような部分を抑えれば大人しくなるか分かっていることと、飼い主のにおいで少しでも安心してもらうためです。

この方法でずっと診察を受けてきましたが、軽く暴れることはあっても背骨を折るほど激しく暴れることはありませんでした。

もちろん、うさぎを飼い始めて少しの期間しか経っていない飼い主さんや、あまり抱っこをしたことがない飼い主さんなどは、獣医や動物看護士に任せた方が安心です。ただ、飼い主のにおいがすると大人しくなる子もいるので、診察中はできるだけ近くにいてあげてください。

我が家のうさぎにあった動物病院での事故

先日、我が家のはーくんが動物病院でまさにこの背骨にかかわる事故にあってしまいました。簡単に時系列を追っていくと、次のような流れでした。

半年前に頬にできものができる。近所にできた新しい動物病院へ受診。様子見するよう言われる。

今年の2月末、できものが大きくなっているのを発見。表面に細い血管まで伸びてきている。

以前通っていた動物病院に小動物専門の獣医が就任したことを知り、そこへ行くことに。

休日だった妹が仕事中のうさぎぱんを気遣い、代理ではーくんを動物病院へ。

うさぎぱんが仕事を終えて急いで動物病院へ向かうと、診察が終了したところだった。

高齢なので切除するより様子見をした方が良いと言われる。「怖くてちょっと腰がぬけちゃったみたいですね」と言われる。

帰宅後、はーくんを抱き上げると明らかに後ろ足に力が入っていないのを発見。すぐに病院へ戻り、診察を受ける。

神経の炎症をやわらげる注射のみで帰される。次の日レントゲンを撮るも原因不明。別の病院でCTを撮ってもらうことに。

CTスキャンにより腰骨の骨折が判明。かなり難しい手術であるため、隣県の動物病院へ行くことに。

このようなことが起こりました。

新しく近所にできた動物病院で見てもらった時は、頬のできものがまだ小さかったのですが、半年のうちに2倍近く膨れ上がり、表面に血管が伸びてきたのを見つけてしまったのがきっかけです。

さすがに血管が伸びてきていることが気になり、通勤電車の中でいろいろな動物病院の記事などを見ました。中には「細菌性のできものの場合、脳に菌が入ると発狂して死んでしまうことがある」との記事もあり、とにかく病院で見てもらおうと思ったのです。

今思えば、これが間違いでした。もしくは、気を利かせてくれた妹には悪いのですが、私が行くまで診察室には入らないように言っておくべきでした。

なついているとはいえ、あくまで飼い主は私で、妹は抱っこもまともにできない状態。いつものように私が診察室で抑えておくべきでした。私が間に合わなかったため、妹は動物看護士にはーくんを任せたそうです。

その後、レコーダーを片手に聞いたところ、動物看護士はキャリーバッグにはーくんを戻す時に足の異常に気付いていたことが分かりました。それを「ただ怖がって腰が抜けているだけ。問題ない」と判断したのは、獣医だったそうです。

このことを知った時に怒りよりも呆れの方が強かったのを覚えています。私が軽く抱き上げただけですぐに分かったような異常を、何故専門家が見落とすのか。本当に理解できませんでした。

何を聞いても「高齢だったから」とあくまではーくんの年齢のせいにしようとする態度に、不信感しかわきません。その後、隣県の動物病院で相談したところ、「年齢も原因かもしれないが、抑え方など他にも可能性がないわけじゃない」と言われました。

結局のところ原因は明確化できませんでしたが、そんなことよりも今はただ「獣医はどうしてすぐに気付かなかったのか」という疑問ばかりが残っています。一度帰される前は尻尾が反応していたのに、次の日には尻尾も反応すらしなくなっていました。

もし早く気付いていたら、もっと適切な治療を受けさせてあげられたのではないか、と思っています。

このようなことがあったため、私は改めてうさぎを飼育している人に、次の点に注意してほしいと思います。

<動物病院で診察を受けた後にすること>
  • うさぎの様子(とくに後ろ足や指)をチェックする
  • 異常があったらすぐに診察した獣医へ言う
  • 治療をすぐに受けさせる

飼い主の目の前でのみ、診察や処置が行われる場合は分かりやすいのですが、中にはレントゲンなど飼い主が見えないところで行われるものもあります。このような時に暴れると、飼い主はうさぎがいつ怪我をしたのか分かりません。

そのため、診察後に支払いの順番を待っている間など、キャリーバッグの中に手をつっこんで、うさぎの後ろ足や指の様子などを確かめてください。その場ですぐに見つけることができれば、我が家のはーくんのようにトラブルが長引くことはないかもしれません。

うさぎの背骨で折れやすい場所と原因

今回、はーくんが負ったのは背中の6番目の骨の骨折でした。ここは骨盤に近く、うさぎの後ろ足の衝撃が伝わりやすい位置です。そのため、うさぎの骨折の多くがこの骨に起こるそうです。

今回、手術でお世話になった先生によると、うさぎの背骨が折れる原因は暴れた時の衝撃、診察台から落とされた時の衝撃、ガンや加齢による骨のもろさが挙げられるそうです。

弱い子では、若い年齢でも遊んで飛び跳ねているうちに骨折することもあります。骨折すると骨が神経を圧迫し、下半身が麻痺してしまいます。我が家のはーくんも骨折以来、足が動かなくなってしまいました。

一度背骨や腰骨が折れてしまうと、手術は難しく、介護が必要となります。うさぎぱんは、たまたま近畿地方に住んでいたため、日本で唯一うさぎの難しい背骨の骨折手術を成功させている某動物病院を頼ることができました。

手術は成功、後は入院1週間で様子を見て、退院を待つだけ。

神経が切れてしまっている場合は背骨が治っても下半身麻痺が残るのですが、手術せずに放置して自然治癒を期待しても、折れた骨の影響で死亡する確率が高いそうです。

そのため、下半身麻痺のリスクがあっても長生きしてくれる治療をお願いしたいと伝え、手術してもらうことになりました。同じ手術をうけた院長先生のうさぎちゃんは元気に前足だけで遊びまわっており、我が家のはーくんも同じようになってくれたら良いなと希望をもらいました。

高齢うさぎの動物病院への診察はトラブルに注意

今回のまとめとしては、『小動物専門だから安心』とは思わない。と言いたいところですが、それ以前に、診察時にけして人任せにしないことを覚えておいてほしいです。

今回、私は妹の気遣いに甘えてしまった結果、はーくんに怪我をさせてしまいました。しかも獣医の「ちょっと腰が抜けてるみたいですね」という言葉を鵜呑みにし、家に帰るまで寝かせてあげようとろくに確認もしませんでした。

結果、はーくんは一日に2度も病院へ連れて行かれ、足が動かない不自由さを感じる羽目に。このようなことが他のうさぎちゃんにも起こらないよう、飼い主の方々は診察後必ずうさぎちゃんの様子を動物病院にいるうちに確認してください!

※実はこの記事をアップしようと思った日の正午頃、病院から連絡があり、はーくんが月に帰ったことを知りました。ちょうど夕方にお見舞いに行こうとしていた日でした。手術が成功しても、やはり体力的な限界があったのかもしれません。

同じことが起こらないよう、診察を受けさせる際は飼い主さんが自分の目で注意して見ていてあげてください。

我が家の事故の詳細については別記事にまとめました。病院選びを「近いから」「評判が良いから」と安易に考えている方は、こちらの記事を読んで考え直すきっかけにしていただけると嬉しいです。→『我が家のうさぎが動物病院で殺されました。』へ



ペット保険の必要性について書きました。

ペット保険は本当に必要?うさぎや犬猫の病気と手術リスク





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