夏のにおい対策に何故うさぎ用除菌(消臭)スプレーが良いの?~一般用は危険~

ケージ掃除やトイレ掃除でも使えると、うさぎ用除菌スプレーや消臭剤をご紹介してきましたが、今回はもうちょっとつっこんだ話をしたいと思います。

ずばり、「赤ちゃんでも使える人間用の除菌(消臭)スプレー」じゃ何故だめなの?という話です。

いわゆるファ○リーズやリ○ッシュあたりが有名ですね。天然由来成分が入っているから、人にもペットにも安全ですよ、とうたい文句で販売されている一般的な消臭剤もしくは除菌スプレーです。

天然由来だから安全だと思ってませんか?実は、そんなことないかもしれません。

うさぎに人間用除菌スプレーを使うことの危険性

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天然由来成分を使用していることが特徴とされる、近年では当たり前に使用されている消臭スプレーの数々。赤ちゃんにも安心ですよ、と書かれているのに、何故これらとは別にたくさんのペット用消臭剤が販売されているのでしょうか。

赤ちゃんにも使用できるなら、ペットにだって使用できるほど安全なのでは?と思う人も多いと思います。実際、私がそう思っていました。

ペット用消臭剤の存在を知る前までは、我が家のうさぎがカーペットにお漏らししてしまった際、とにかくファ○リーズをカーペットに噴射して、ティッシュで叩く(染み抜きのような)方法で消臭と洗浄をしていました。

においも消えるし、天然由来成分なら大丈夫かな、と思っていたのですが、調べてみるとここに落とし穴がありました。

実は、消臭成分自体は天然成分ではないのです。天然由来成分ではなく、本当に消臭や除菌をしていたのは、化合物でした。そのうちのひとつが、第四級アンモニウム塩という成分です。

<第四級アンモニウム塩とは>
  • 天然由来成分ではなく、化学物質
  • 除菌や消臭製品に使用されている成分
  • ファ○リーズなどの他、汗やにおい対策の商品に使用される
  • 揮発性のため、空気中に舞っているものを吸い込みやすい
  • 一定量以上を吸い込むと危険
  • 発疹やかゆみが出ることもある

強力な除菌効果でにおいのもととなる菌を退治し、結果、消臭されるという消臭スプレーの数々は、このような特徴をもつ第四級アンモニウム塩を含んでいる可能性が高いです。

注意したいのが、その有害性。噴射したうちの0.8%以上を吸い込むと、体に発疹などの影響が出ることがあるそうです。実際、2015年の米国での発表で、第四級アンモニウム塩を使用した実験動物たちの流産率が上がったことが分かっています。

この毒性は人間にも影響し、生殖機能の低下や妊婦、胎児への影響が懸念されています。某商品の場合、「緑茶エキス」や「トウモロコシ由来成分」と書いていますが、そもそもトウモロコシや緑茶由来の何という名前の成分かは明記されていません。

つまり、はっきりと成分名を書けない(書いたら危険性を指摘する人が多くなる)から、ということが考えられます。天然のものから抽出した成分だから安全ですよ、と濁しているだけなのです。実際は天然由来でも元から危険だったり、化学変化などで後から危険になる成分はいくらでもあります。

その危険性は、ニュースや研究室だけではなく、洗浄や消臭のプロとも言えるクリーニング会社が警笛を鳴らすほど。

<塩化ベンザルコニウムにも注意!>

消臭剤の中には、第四級アンモニウム塩ではなく、塩化ベンザルコニウムを含んでいる商品もあります。第四級アンモニウムを避けようとこちらの商品を手にとる方もいるかと思いますが、実は、こちらも避けてほしい成分です。

何故なら、塩化ベンザルコニウムは、第四級アンモニウム塩の混合物だからです。こちらも製薬会社の成分表ではっきりと危険性が書かれています。糖の分解や乳酸の酸化による代謝機能への影響など、身体機能に著しい被害を及ぼす可能性がある成分です。

毒性は低いとしつつも、0.1%の確率で眼を腐食し、1%は粘膜を、5%以上の確率で皮膚に異常をきたすと明記されています。

また、殺菌力自体もそれほど高くはないようです。血液など有機物に触れると殺菌力が低下し、低下しなくても多くのウイルスに対しそれほど効果が期待できません。

これらの事情から、一般的にドラッグストアやスーパーなどで販売されている消臭剤や除菌スプレーを安易にペットのうさぎへ使用するべきではないのです。

ペット用除菌スプレーは本当に安全?使用されている次亜塩素酸ナトリウムとは

人間用消臭剤などが危険だからといって、ペット用なら本当に安全なのか?という点が次は気になってきます。ペット用だって、似たような成分をちょっと薄めて配合しているだけなのではないか、と思う人もいるのではないでしょうか。

調べてみたところ、ペット用消臭剤の中にも様々な消臭成分が使用されていました。たとえば岩塩を配合しているという除菌スプレー。天然由来だからグルーミングにも使えますよ、とうたわれている某商品ですが、実際には健康被害が多いものでした。

ちなみに、当サイトでご紹介している商品には、第四級アンモニウム塩や塩化ベンザルコニウムは使用されていませんでした!ご安心ください。

メカニズムを見てみると、カンファペットチャーミストも消臭や除菌の主力となる成分は同じものが使用されていました。その成分が、第四級アンモニウム塩や塩化ベンザルコニウムに代わる成分、次亜塩素酸ナトリウムです。

ニオイノンノに至っては、植物から抽出したフラボノイド(ポリフェノール)の作用を利用しています。

実は、次亜塩素酸ナトリウム自体も使い方を間違えると危険とされている成分です。害がないように使用するには、適切な濃度に薄める必要があります。

動物病院やペットショップですすめられる消臭剤は、この次亜塩素酸ナトリウムが適切な濃度に薄められたものであることが多いです。指導のとおりに正しく使えば問題ありませんし、第四級アンモニウム塩が入った人間用の消臭剤よりも配合成分が明確にされており、ずっと安心して使用できます。

たとえば、チャーミストを販売している会社のQ&Aコーナーによると、チャーミストに使用されている次亜塩素酸ナトリウムは一般的な次亜塩素酸ナトリウム入り製品の1/100以下の濃度でしか配合されていないそうです。

この濃度は有害ガスを発生することのない薄さなため、体の小さなうさぎのケージにも問題なく使用可能です。カンファペットも通常でガスが発生してしまう純水との配合を、新技術を使うことでガスの発生がないように配合できています。

1/100以下でも殺菌力はあると製薬会社の資料にも書かれていました。(というよりも、これくらいの濃度で使うのが効果的で安全とのこと)少なくともチャーミストやカンファペット、そしてフラボノイド配合のニオイノンノは、うさぎ達にとってよっぽど安全な消臭剤&除菌剤であると言えます。

うさぎ用除菌(消臭)スプレーが安全な理由まとめ

実は、今回のこの記事を書くまで、我が家では普通にファ○リーズに書かれているような「天然由来成分」は安全なものだというイメージがありました。うさぎには使用していませんが、布団やカーテンには何の疑問もなく使用していたのです。それこそCMのようにシュッシュッと何度も。

ですが、調べてみると、ペットどころか人間にとっても安全とは言い切れない成分である可能性が高いものでした。

うさぎは人間よりはるかに小さい体で、とってもデリケートです。そんな彼らが人間にとっても安全とは言い切れないものを、不安なく使えるはずがありません。

逆に、ペット用消臭剤や除菌剤に配合されている次亜塩素酸ナトリウムは、人間の消毒剤としても使用されている身近なものでした。人間でも使えるものをペット用に薄めて安全な濃度にしているのですから、言い換えるなら、人間にだって安全なアイテムです。

もし、人間用の消臭剤や除菌剤を自分の寝具などに使用していて、かゆみや皮膚の異常などを感じているのなら、思い切ってペット用を共用にしてみてはいかがでしょうか。

大容量で購入しておいて、百均のスプレーで人間用とうさぎ用を分けて用意しておくと、安く済みます。チャーミストは業務用で大きいものも販売されているので、コスパを考えるならチャーミストがおすすめです。

人間とうさぎでは日用品でお揃いを持つのは難しいですね。ただの消臭剤とはいえ、こうしたちょっとした共用アイテムで家族感を味わえるのは魅力的だと思います。

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