冬はうさぎも体調不良になる?寒いときにおすすめのヒーターや対策方法

夏に比べるとうさぎにとって過ごしやすそうな冬ですが、実際には冬も病気や凍死のリスクがあります。子うさぎや高齢うさぎ、体力が低下している子などは、体内に潜伏していたパスツレラ菌が活発化して、スナッフル(うさぎの風邪のようなもの)を発症することも。

今回は、いよいよ目前に迫ってきた冬に対策するための方法と注意点をご紹介します。秋のうちにできる準備段階から、冬が訪れてからも活用できる内容まで、寒さ対策全般をまとめました。

※秋や冬に与えられる野菜など、うさぎの食生活については別の記事でまとめています。
→→『冬のうさぎのエサの与え方と注意点~食べられる野菜もご紹介』へ

冬に注意したいうさぎの病気と体力低下

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冬の時期でも元気に雪原を走りまわるうさぎの姿がテレビで放送されたり、海外の寒い地域でも生息していたり、うさぎは寒さに強そうなイメージを抱かれがちです。確かに夏よりは得意かもしれませんが、それはうさぎに限ったことではありません。

全身を毛で覆われていても、やっぱり冬は寒い!と体をちぢこませて耐えています。

そんな時期はうさぎも体力低下が起こりやすいです。とくに秋から冬にかけては、換毛期で夏毛から冬毛にかわるため、健康で若いうさぎも体調を崩しやすくなっています。

うさぎの病気はほとんどが死に直結するものです。病気で元気がなくなり、一日でもエサを食べないと内臓が弱ってしまうためです。そのため、次のように冬にとくに起こりやすい病気を中心に、体調管理をきちんと行ってあげてください。

<冬に注意すべきうさぎの病気>
  • スナッフル(パスツレラ菌)
  • うっ滞(毛球症)
  • 脱水症
  • 食欲減退

体力が低下する冬は、潜伏していたパスツレラ菌が活発化しやすい時期でもあります。パスツレラ菌はペットショップやブリーダーの元にいる子うさぎの時期に既に感染していることも多く、感染直後は発症しにくい点が特徴です。

感染してから発症まで間があるため、くしゃみや鼻水に気付いた時には既に悪化した後で、抗生物質による長期治療が必要となっていることも多いです。うさぎ同士の感染力も強く、同じ室内で多頭飼いしていた場合は、他のうさぎにも感染している可能性が高いのです。

そんなパスツレラ菌の活性化をくい止めるには、体力低下を起こさないこと。寒さで体温が低いままだと免疫力低下が起こり、全体的な体力低下となります。そうなると普段は抵抗できているパスツレラ菌に体内免疫が負けてしまい、発症へとつながります。

免疫力がしっかり働いていれば、パスツレラ菌の発症をくい止めることも可能です。

また、以前スナッフルの症状が見られた子も、再発の可能性があるため、できる限り体力低下を招かないように注意してあげましょう。パスツレラ菌は一度感染すると完全に取り除くことは難しく、一生対策をしていかなくてはなりません。

うっ滞は毛球症とも言い、飲み込んだ毛が固まって消化・排出できなくなった状態です。毛の塊にはさらに食べたエサが絡まるため、そこから腐敗ガスが発生し、体調不良を引き起こします。必要な栄養も吸収できず、放置しておくと段々と弱って死亡してしまいます。

早めに治療しなくては、内臓機能の低下という後遺症も残ります。そのため、秋や冬だけではなく、一年を通して換毛期にはとくに注意してあげることが大切です。(※換毛期は1月〜3月、4月〜6月、9月〜10月、11月〜12月の4回あります。詳細はこちら→『うさぎの飼育日記⑤~換毛期到来!うさぎの毛替わり時期っていつ?~』)

冬は脱水症にも注意しましょう。人間もそうですが、暖房をつけすぎると暑いです。うさぎは汗をかきませんが、冬の乾燥した空気で喉が渇きやすくなっています。さらに暖房もついていると水が余計に必要となるため、きちんとウォーターボトルの中は水がたくさん入っているか確認してあげてください。

以上のような症状の初期症状として、食欲減退が起こります。それ以外の重篤になりやすい病気も初期症状は食欲減退が起こりやすいため、きちんと毎食食べているか確認しましょう。

食べる量がいつもより少し少ないかな?くらいなら、おやつの食べすぎなどが原因かもしれませんが、全然食べてない?というときは、早めに動物病院へ。一晩様子を見るだけでもかなり危険です。夜間でも病院へ連れて行けるよう、深夜対応をしている動物病院をあらかじめ調べておきましょう。

病気にさせないためにできる寒さ対策とは?

では、そんな病気にさせないためにできる対策は何があるでしょうか。まずは何より重要な気温調節です。暑すぎても駄目ですし、寒すぎても駄目です。

某うさぎ専門店の説明によると、冬は15度以下にならないよう注意する必要があるそうです。20~24度が適温とのこと。人間好みに暖房をつけると、30度以上に設定する人もいるようなので、暖房器具の温度設定は注意しましょう。

あまりに極端に暖めすぎると、換毛がスムーズにできなかったり、時期がずれてしまいます。目や皮膚の乾燥もしやすくなり、弱った皮膚をうさぎがかゆがって爪で引っかいてしまうこともあります。

エアコンやストーブを使う際は、室内の空気の乾燥にも気を配りたいですね。濡れたタオルをハンガーにかけておいたり、加湿器をかけるなど、粘膜が乾きにくくなる環境を整えましょう。

空気の乾燥の心配がない遠赤外線のヒーターやペット用ヒーターなどはピンポイントでペットだけを暖めてあげられるので、広いリビングなどで飼育している方にはおすすめです。室内全体を暖めると電気代が気になるものですが、うさぎの周囲だけを暖める場合はそれほど電気代の心配をせずに済みます。

ペットショップでおすすめされているのは、『フューチャーアロー 遠赤外線マイカヒーターII』です。口コミも高評価が多く、病気や高齢など、自力で移動ができない子も低音火傷になる危険がないため、長く使えます。高額ですが毎年使うことを考えると、思い切って購入しても良いのではないでしょうか。

←こういうの。人間にも使えます。

体力のある若いうさぎでも、同じような対策をしてあげると長生きできます。むしろ体力があってまだまだ若いからと油断していると、病気になってしまったりパスツレラ症が発症するリスクが上がるとも言えます。

ちなみに我が家ではプレート型のペットヒーターを福袋でゲットしたので、寒い時は使っています。そのままだと滑ってしまうので、上に布を敷いて滑らないようにしています。

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プレート型のペットヒーターは、うさぎによっては警戒して上に乗ってくれないこともあるため、使えるかどうかはよく観察し、確認してからにしましょう。無理にケージ内に入れ続けると、怪我をしたり火事などの思わぬ事故に繋がりかねません。

専門店の方がおすすめしている設置方法は、ケージの側面に取り付ける方法です。つまり、ペットヒーターを壁にしてしまいます。プレートの上に乗らない場合は、ケージの壁に取り付けてみてください。やってみると固定が結構難しかったので、我が家では諦めました…。

ちなみに、プレート型にはメーカーが発信している注意点があります。メーカーの注意書きを参考に以下のとおりまとめてみました。プレート型を使用している方は、ぜひ確認してください。

<プレート型ヒーターの注意点>
  • 使用説明通りに使う
  • 同じ製品でも型番ごとに使い方が異なる
  • 事前に温度確認をしよう
  • うさぎが噛んだりしないかも確認しよう
  • うさぎが怪我をしない使い方をしよう

プレート型のヒーターは我が家にも福袋でゲットしたものがありますが、使い方に注意しなくてはなりません。必ず使用説明書やパッケージの注意点を読み、その通りに使いましょう。禁止事項を守らなくては、火事や火傷の危険があります。

ちなみに同じ会社が出しているシリーズものだったり、発売年度が異なる同名商品でも、型番が違えば仕様はかなり違います。たとえば我が家にあるプレート型ヒーターはGEX社の『ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター Lサイズ』ですが、同社の『ハミんぐ ホッと床暖パネルヒーター』とは形も使い方も異なります。

『ハミんぐ ホッと床暖パネルヒーター』は布をかぶせたり布で本体をくるむとかなり高温になることが注意喚起されていました。詳細はGEXさんのサイトを参照してみてください。

同じ会社で同じ小動物用で同じようなサイズでも、このように使い方の注意点はかなり異なります。そのため、品名が似ていたり同じでも、発売時期が異なるものや型番が異なるものは必ず毎回使い方の注意書きを読みましょう。

※プレート型ヒーターについての使用体験談は、去年の記事でもまとめています。こちらも覗いてみてください。
→→『うさぎ飼育日記③実際にうさぎ用暖房グッズを使ってみた

もちろん、温度調節以外にも注意すべき点はあります。これは経験からなので明確な統計があるわけではないのですが、冬はうさぎの食欲が増します。換毛期も迎える上、寒さに耐えうる体力をつける必要もあり、また食べることで体温を上昇させるためのようです。

毎回エサの量をはかって与えている飼い主さんは要注意です。春や夏と同じ量だけを与えていると、うさぎとしては物足りないかもしれません。

換毛の体力のためにも、気持ち的には多めに栄養豊富なものをあげましょう。たとえば普段は肥満防止のために三番狩り牧草をメインに与えている飼い主さんは、一番刈り牧草も混ぜてあげてください。牧草なら必要な栄養と一緒に繊維質もとれるため、肥満の心配もありません。

よく動物病院の症例や獣医さんのブログなども参考にするのですが、参考にしている獣医さんの日記によると肥満対策をするような年齢でも換毛期は栄養をたくさん与えるべき時期だそうです。高齢うさぎ用のペレットは肥満防止として栄養価がある程度抑えられていますが、むしろ高齢ほど栄養を与えなくては痩せ細ってしまいます。

我が家のはーくんも痩せ気味なので、高齢うさぎ用に子うさぎ用の高栄養価のものを混ぜて与えています。本人も子うさぎ用の方を先に食べてしまうくらい好んでいます。牧草も一番刈りを与えているからか、11歳目前の今でも元気です。

もちろん、中には内臓が丈夫でなくて子うさぎや若いうさぎ用のものが合わない子もいますし、肥満気味でカロリーコントロールが必要な子もいます。まずは動物病院で肥満対策が必要な体系か、ペレットでおすすめのものはあるか相談しましょう。

食生活と同じくらい注意したいのが、ケージの引き出し下やトイレ掃除です。夏はハエウジをはじめとした虫の心配がありましたが、冬はカビや菌の繁殖に注意しなくてはなりません。暖房をつけているので、気を抜くとすぐに繁殖します。

野菜やおやつなど生モノの食べ残しはこまめに取り除き、ペレットや牧草も長時間残っているようであれば新しいものに換えてあげます。トイレ掃除の時は除菌スプレーを使うと尿石がトイレにこびりつくのを防止することもでき、消臭&除菌が同時にできるのでおすすめです。

トイレ掃除専用のものも販売されていますが、トイレ以外にも使える除菌スプレーの方が便利ですし、無香料なのでうさぎがストレスに感じることもありません。これをスプレーして使っている我が家のうさぎ用トイレは半年経っても尿石がなく綺麗な状態ですよ!

電気を使わずにうさぎのケージを防寒する方法

冬のうさぎは温度や清潔さなどの環境も、食生活も気をつけなくてはなりません。といっても、忙しくて家を空けることが多いという方は、ヒーターをつけっぱなしで外出するのは不安ですよね。暖房をつけるほどではない中途半端な温度の日が続く秋や初冬は対処法に困ります。

そんなちょっと肌寒いくらいの時期に安心してできるのが、電気を使わない防寒方法です。簡単にいうと、ケージが置かれている環境を変えるだけの方法です。

<ケージ自体の環境を変える方法>
  • ケージ内に熱が溜まる場所を作る
  • ケージ全体を覆う
  • 床板からの冷気を遮断する

基本は3ステップです。ケージ内に熱が溜まる場所とは、うさぎ用のハウスのこと。

 

こういうのです。木製ハウスはかじり木にもなるのでストレス解消にもぴったりです。布製の方は布をかじる癖がある子には使えないので注意してください。大きいので大きなケージか、サークル内で遊ばせる時用です。

ケージ全体を覆うのは、カバーを使うか、ダンボールで覆うという方法。ケージによっては専用カバーが別売りされているものもあります。だいたいGEX社など大手のペットアイテムメーカーさんが販売しているケージには用意されています。ない場合はダンボールで代用しましょう。

ダンボールで覆う時は、ケージから2cm程度隙間を空けて、側面と上下を覆います。パニックになる子もいるので、様子を見て覆います。落ち着かないようであれば、いつもの光景が見えるように入り口のある面だけはダンボールなしでも大丈夫ですよ。

ダンボールで覆うと尿が飛び散るのを防止することもできるので、結構おすすめです。通販をよくする家庭だとすぐにダンボールが溜まるので、こまめに交換できて清潔状態を維持できる点も魅力です。

床板からの冷気を遮断する方法は、ケージ内を牧草マットで覆うだけです。牧草を敷いても良いのですが、掃除のしやすさを考えると牧草マットの方がおすすめです。『わらっこ倶楽部 うさぎの座ぶとん Lサイズ』だとちょうど良く床板を覆えます。

ちなみにわらっこ倶楽部はハウスタイプもあるので、ハウスと一緒に揃えると外観も統一されておしゃれです。

←全部牧草でできていて安全。

布を噛まない子なら、中にフリースを敷いてあげると暖かさがアップします。

風通しが良い状態を避け、うさぎの体温が逃げないくらい熱のこもるスペースを作っておくだけでも、寒さ対策になります。秋~初冬あたりの寒さがそれほど深刻ではない時期は、電気を使わない防寒方法も試してみてください。

やっぱり子うさぎから一生使えるヒーターが冬の寒さ対策には最適

電気を使わない防寒は、あくまでちょっと寒いかな?という程度の、まだ本格的な寒さが訪れる前にできる対策でしかありません。早めに本格的な冬に備えた暖房器具を用意しましょう。

エアコンなら火事の心配もないため、空気が乾燥しないように注意するだけで外出中も安心して使えます。家にいることの多い飼い主さんや、体力的に心配なうさぎの飼い主さんは、うさぎが直接温まれる環境を用意してあげてください。

やっぱり口コミなども考えると、おすすめは『フューチャーアロー 遠赤外線マイカヒーターII』です。去年もご紹介したのですが、ここ一年の間にもこれを超えるヒーターは見つかりませんでした。

高価といっても1万円ちょっとなので、ケージを新調するのと大差ない価格だったりします。近年じわりと人気が高まっている商品で、去年の冬のピークには一時期発送が遅れることもあったようです。購入を検討している方は早めに注文しておきましょう。

うさぎの体を優しく温めてくれる仕組みになっており、暑い時には自力で移動して避けるということもできない高齢うさぎや、低音やけどの自覚がないまま重症化しやすい子うさぎにも使えます。一生使える上、人間も使えるようなサイズなので長く愛用できるヒーターです。

うさぎは、ちょっとしたことで病気になったり死んでしまうデリケートな生き物です。こういった暖房アイテムを今のうちに用意し、寒さでうさぎが病気になる前に、早めに対策してあげてください。



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